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【税務署?銀行?クレジット?】相続税の納付方法を解説!

相続税の申告書が完成しました。

ところで相続税ってどうやって納付すればいいんですか?
ネットで調べたらクレジットカードで納付できるとも聞きました。

手続きについて教えてください。

相続税の申告書が完成しあと一息ですね。相続税は以下の方法で納付することができます。

  1. 所轄税務署の窓口で納付する
  2. 銀行・郵便局で納付する
  3. クレジットカードで納付する

それぞれ手続きの流れや注意点について解説していきます。

目次

納付期限を再度確認!

相続税の納付期限は被相続人の死亡の日から10ヶ月後です。

たとえば令和4年10月4日に死亡した場合には令和5年8月4日となります。

申告期限が土日、祝日の場合にはこれらの日の翌日が納付期限となります。

申告期限に遅れると年利2.4%(令和4年)の延滞金を払う必要がありますので遅れないように気をつけましょう!

申告期限の詳細については以下のページでも解説していますので合わせてご確認ください。

所轄税務署の窓口で納付する

所轄税務署の窓口で納付する方法です。

申告書を税務署に直接持参して提出する場合には納付までまとめて済ませることができるので手っ取り早いです。

ただし、注意点は現金の持参が必要になること。
納税額が多い場合には多額の現金を持ち歩くことになるので注意が必要です。

銀行・郵便局で納付する

銀行・郵便局で納付する方法です。多額の現金を持ち歩くのはちょっとコワイ、、という人にオススメの方法です。

手続きの流れとしては以下の3ステップとなります。

  1. 税務署所定の納付書を入手する
  2. 納付書に納税額などを書き込む
  3. 銀行・郵便局に行く

なお、納付のタイミングは申告期限前であれば申告書提出前でも提出後でもどちらでもOKです。

税務署所定の納付書を入手する

銀行・郵便局で納付するためには税務署の所定の納付書が必要です。
納税をする銀行・郵便局に納付書があるか事前に確認しておきましょう。
ない場合には近隣の税務署に取りに行く必要があります。

納付書に納税額などを書き込む

納付書が手に入ったら納税額などの記載事項を書き込む必要があります。
銀行・郵便局では書き方を教えてくれませんので事前に書き込んでおく必要があります。

納付書の記載箇所・記載事項は↓のとおりです。

銀行・郵便局に行く

納付書が書き終わったら銀行・郵便局に行き納税をしましょう。

コンビニでは取り扱えませんので必ず銀行・郵便局に納付書を持参しましょう。

クレジットカードで納付する

クレジットカード支払の機能を利用して納付する方法です。

インターネット上で手続きするため夜間休日を問わず、24時間いつでも利用できます。

平日に税務署や銀行に行けない方にオススメの方法です。

決済手数料がかかる

クレジットカード納付のデメリットは決済手数料がかかること。

納付税額1円~10,000円の場合83円の手数料がかかります。以降も10,000円を超えるごとに83円の決済手数料(税込)が加算される仕組みです。

納付税額と手数料の対応表(一部抜粋)を作成しましたので参考にしてください。

手数料がかかる反面、クレジットカードのポイントをもらうことができるので、もらえるポイントと決済手数料を天秤にかけて利用を判断する必要があります。

利用できるクレジットカード

以下のいずれかのマークがついているものです。

クレジットカードロゴ

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • Diners Club
  • TS CUBIC CARD

その他の注意点

領収証書は発行されない

クレジットカード納付の場合、領収証書が発行されません。どうしても領収証書がほしい!という人はクレジットカード納付はやめましょう。

税務署や銀行ではクレジットカード納付はできない

クレジットカードによる納付は、「国税クレジットカードお支払サイト」を通じてのインターネットを利用した納付手続となります。

税務署や銀行にクレジットカードをもっていっても取り扱えませんので気をつけましょう。

クレジットカード納付の流れ

「国税クレジットカードお支払サイト」で手続きしていきます。
https://kokuzei.noufu.jp/

入力にあたり作成済の相続税の申告書が必要になりますので申告書を準備してから手続きを進めましょう。

利用者情報の入力

利用者となる相続人の氏名、住所、電話番号を入力します。

整理番号は空欄でOKです。

納付先税務署は申告書を提出する税務署名を入力しましょう。

申告書提出先の税務署は『被相続人』の住所を管轄する税務署なので気をつけましょう。

税務署の管轄は国税庁のトップページから郵便番号を入力して検索することができます。

国税庁HP→https://www.nta.go.jp/

納付内容の入力

納付税目は相続税を選択しましょう。

選択すると入力画面が出てきますので↑のとおりに入力しましょう。

クレジットカード情報の入力

利用するクレジットカードの情報を入力します。

納付手続完了メールは空欄でもOKですが、納付完了メールの送信先アドレスなどを入力しておくことをオススメします。

手続き内容の確認

入力した内容の確認をしましょう。納付手続を行った後で手続の取消しなどはできませんので、入力内容をしっかりチェックしましょう。
「納付」ボタンを押すことで、納付手続が確定します。

確定後、納付手続の完了ページが表示されます。必ず表示画面を印刷して保存しましょう。

(クレジットカード納付の場合、領収証書が発行されないため、この表示画面が納税の証明となります。)

まとめ

相続税の納付方法を解説しました。

納付方法は↓の3つです。

方法によって手続きの流れが異なるのでご自身の状況によって選択することが好ましいでしょう。

  • 申告書提出と納付を同時に済ませたい人は所轄税務署での納付
  • 現金を持ち歩くのが不安な人は金融機関での納付
  • 平日に動くことができない人はクレジットカード納付

をそれぞれオススメします。

納付が終われば相続税申告も完了まであと少し。申告書の提出をまだ済ませていない人はこちらの記事も参考にしてください。



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この記事を書いた人

相続税対策・不動産税務に強い税理士です。

『お客様一人ひとりにオーダーメイドのサービスを』を理念とし、サービス提供にあたってお客様との対話を最も重視しています。

神奈川県三浦市出身。1984年生まれ。

追浜高校→明治学院大学→同大学院→
税理士法人レガシィ2年半
→響き税理士法人11年

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